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ワインを系統毎に分類して保管していきます

デュジャック・クロ・サン・ドニ


【ワイン生産者】

デュジャック


【ワイン銘柄】

クロ・サン・ドニ


【ワイン生産国・地域】

フランス-ブルゴーニュ



100年、200年と代々この地でぶどう栽培、ワインづくりに携わる者が殆どのブルゴーニュにあって、ドメーヌ・デュジャックのオーナー、ジャック・セイスはパリ出身と、謂わばよそ者でありながらも、その世界的名声を僅か10数年で確立してしまった。

ジャック・セイスがモレの村にドメーヌを構えたのは1968年。以前のドメーヌ・グライエをベースに4.5ヘクタールほどの地所からスタート、現在では倍以上の12ヘクタール強――クロ・ド・ラ・ロシュ、クロ・サン・ドニ、ボンヌ・マール、シャルム=シャンベルタン、それにエシェゾーと特級畑5区画を含む――に成長した。加えて最近では、シャルドネ種用のモレの1級畑、モン・リュイザンを入手。またドメーヌのフラッグ・シップ的存在のワイン、クロ・ド・ラ・ロシュだが、数ヵ所に分かれてある区画のうち植え替えを行った箇所のぶどうの樹齢が7年以上に達したため、それまでACモレ=サン=ドニに混ぜていたものを、今後はドメーヌ所有の1級畑とブレンドし、モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュとしてリリースすることとなった。

その人気の高さ故、常に入手に苦労するデュジャックのワインだが、栽培、醸造の基本は以下の通り。無干渉主義をモットーとするセイスは、畑に於ては除草剤、化学肥料の類は使用せず、除梗も年によるが基本的に行わない。新樽は非常に軽い焼き加減のものを特級、1級に100パーセント使用。その後瓶詰めはオリ下げのみでフィルトラシヨンはかけない等々。

生まれるワインは色こそ決して濃くないものの、果実の風味をたたえ、複雑さも感じさせるエレガントな味わいで、若いときから十分に愉しめるバランスの良いもの。とはいえ熟成も当然可能で、それなりの年のものであれば20年前後で優美な液体へと変身する。また、ドメーヌでは上に記した赤以外に白もあり、これがニュイ地区の白かと思わせるような出色の仕上がりを見せている。

【ワインタイプ】

赤ワイン



【ワイン容量】
750ml

【ワイン品種】
ピノ・ノワール
# by dmxakira | 2006-01-28 21:07 | ブルゴーニュ

アルマン・ルソー・リュショット・シャンベルタン・クロ・デ・リュショット

【ワイン生産者】

アルマン・ルソー


【ワイン銘柄】
リュショット・シャンベルタン

【ワイン生産国、地域】

フランス-ブルゴーニュ



ジュヴレ・シャベルタン村のワインといえば「アルマン・ルソー」といわれるほど、ジュヴレ・シャンベルタン村の顔ともいえる偉大なドメーヌ。

造りだすワインの質が高いことに加えて、所有する特級・1級畑の面積の広さも特筆に価する。ドメーヌの総面積14ヘクタール弱のうち、半分以上の8ヘクタールをシャンベルタン(2.2ヘクタール)、クロ・ド・ベーズ(1.4ヘクタール)等の特級畑が占め、他に1級畑が3.5ヘクタール、村名畑は、2ヘクタール強にすぎない。

更に、これらの畑に植えられているぶどうの樹齢の高さも特徴のひとつ。大半の畑の植えつけは第2次世界大戦以前、1級畑のクロ・サン=ジャックに至っては1924年と1954年という古さ。ドメーヌ全体の平均樹齢は45年以上になる。

樹齢が高いうえに、ヘクタール当たり25~35ヘクトリットルという低収量で収穫されるぶどうは伝統的な手法でワインに仕立て上げられる。そして新樽の比率は基本的にシャンベルタン、クロ・ド・ベーズ及び1級のクロ・サン=ジャックが100パーセント、その他の特級は80パーセント前後。

出来上がるワインは滑らかで品があり、各要素のバランスのいい完成度の高いもので、このドメーヌの名声の高さを如実に物語っている。

この特級畑クロ・デ・リュショットは、ルソーのモノポール(単独所有畑)。特級畑の中でも、最も北にあり標高が最も高いという別格の畑。骨格が太く、力強い味わいがあるワインとなる。

【ワインタイプ】

赤 ワイン


【ワイン容量】
750ml

【ワイン品種】

ピノ・ノワール



# by dmxakira | 2006-01-28 19:03 | ブルゴーニュ