ワインを系統毎に分類して保管していきます

カテゴリ:ボルドー( 5 )

シャトー・オー・ブリオン

f0055030_1515890.jpg【生産者】

シャトー・オー・ブリオン


【ワイン銘柄】

シャトー・オー・ブリオン


【ワイン生産国、地域】

フランス-ボルドー


シャトー・オー・ブリオン

17世紀には既に畑の名前(オー・ブリオン)で販売されたほど、ボルドーで最も早くから評価の高かったワイン。1855年のメドック地区の格付けの際にも、唯一メドック以外から格付けされました。

1934年にアメリカの銀行家ディロンが購入し(米国人が所有する唯一の第1級シャトー)、畑の改善やシャトーの修復など多額の投資を行ないました。格付けシャトーで最初にステンレスを導入し、熟成に100%新樽を用いるなど、品質向上に向けた努力を重ね続けています。

創始者はポンタック一族ですが、オー・ブリオンに纏わる話で一番有名なのは、フランス革命、ナポレオン帝政、そして王政復古の各時代を生き抜いた政治家“タレイラン”です。

美食家としても有名であったタレイランは、また、短い間でしたがオー・ブリオンの城主でもありました。
お抱えの料理長は当時フランス随一と言われたカレームで、外交官として出席したウィーン会議でカレームの料理とオー・ブリオンの美酒が各国の使節に振舞われたことは想像に難くありません。

現在は、銀行家として、また財務長官ダグラス・ディロンを輩出したことでも有名なディロン家がオー・ブリオンを所有しています。また、著名な管理人ジャン・デルマにより、短時間の発酵と30ヶ月に及ぶ新樽での熟成を行ない、芳醇で甘味すら感じる最高級の評価を得ています。


ブラインド・テイスティングにおいて、オー=ブリオンが、第一級シャトーのなかでは最も外向的で軽いワイン、という印象をしばしば与えるという事実は興味深い。実際には、このワインは軽いのではなく、単に、オークの個性があって肉付きがよく、よりタンニンの多いメドックのワインや、よりソフトでメルロが支配的な、右岸でつくられたワインとは異なっているというだけなのだ。最高のヴィンテージにおいては、早熟であるにもかかわらず、このワインは30年かそれ以上熟成を続ける能力を持っており、ほかのいかなる第一級シャトーのワインよりも飲み頃である期間が幅広い。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』


【ワインタイプ】

赤ワイン


【ワイン容量】
750ml

【ワイン品種】
カベルネ・ソーヴィニヨン
[PR]
by dmxakira | 2006-06-27 14:57 | ボルドー

シャトー・ラフィット・ロートシルト

f0055030_16544236.jpg【生産者】

シャトー・ラフィット・ロートシルト


【ワイン銘柄】

ポイヤック


【ワイン生産国、地域】

フランス-ボルドー


シャトー・ラフィット・ロートシルト

ボルドーで最も有名なシャトーでありワインのラフィット・ロートシルトは、エレガントで小ぶりでシンプルなラベルとともに、その名は富や格式、歴史、敬意、そして特筆に値する長寿の代名詞となっている。

このシャトーは、ポイヤックの最も良く高い土地を支配している。 (名前の由来であり、ラ・フィットは高さと言う意味)

ポイヤックは、ラテン人の詩人であるオーゾンヌによって紀元前325年頃に言及ぼされている地域である。ほとんどのメッドクと同様に、敷地の事は1355年に言及されているが、ワイン自体が言及されているのは1641年。

ラフィットの評判は、18世紀にさかのぼり、ニコラ・アレクサンドル、つまりが所有してきた時である。この頃、彼はまたラトゥールとムートン・ロートシルトも所有してた。

1855年のメドック格付け第1級の筆頭シャトーである「シャトー・ラフィット・ロートシルト」は、間違いなくメドックで最上のテロワールを擁している。石灰質を基盤とする砂利質の土壌は、粘土質の上に砂礫が多い近隣のシャトーとは大いに異なる。この土壌から、世界で無二のエレガントで天性のフィネスを誇るワインが生まれる。また、西洋杉、白檀の木、スミレの卓越したアロマは、決してボディの重さに負けることのない神がかり的に複雑なタンニンと結びついている。

数十年もの間、「ラフィット・ロートシルト」は過剰に人の手をかけたり加えたりしないで、恵まれたテロワールに依存したワイン造りを行ってきた。したがってすべての愛好家は、1960年~70年代の多くのヴィンテージの構成が弱い事を身をもって知っている。しかし、クリュは85年ヴィンテージから明らかに成長を遂げ、賛嘆すべき86年、感嘆させられる88、89、90年と続いている。ディレクターのシャルル・シュヴァリエと技術チームは、95年から再び以前のような作業に戻っており、情け容赦のない厳しいセレクションを行っている。

例えば、『ラフィット・ロートシルト』のキュヴェには、平均して年に生産量の3分の1しか残さない。『カリュアド・ド・ラフィット』の名を持つ弟分のセカンドワインは、偉大な兄『ラフィット・ロートシルト』が描く路線に沿っており、徹底的なセレクションの上で造られている。

グラン・ヴァンには平均樹齢40年のぶどうが用いられている。ぶどう畑の1/5は50年を超えており、最も古い区画には1886年に植樹されたぶどう樹がある。


【ワインタイプ】

赤ワイン


【ワイン容量】
750ml

【ワイン品種】
カベルネ・ソーヴィニヨン
[PR]
by dmxakira | 2006-02-25 16:55 | ボルドー

シャトー・カロン・セギュール

f0055030_14193953.jpg
【生産者】

シャトー・カロン・セギュール


【ワイン銘柄】

サン・テステフ


【ワイン生産国、地域】

フランス-ボルドー


シャトー・カロン・セギュール

底土は砂礫(されき)と鉄分の多い石灰岩という、サン=テステフのコミューンの最北区域にあるカロン=セギュールは、格付けシャトーとしては最北端。カベルン=ガスクトン夫人が所有者で、シャトーに住んでいる点は近隣のモンローズと同じである。珍しい丸屋根と2つの塔のあるカロン=セギュールの白いシャトーは、あたりの風景を圧する趣き。シャトーの周囲には石壁というか、囲いがめぐらされている。これはブルゴーニュではよく見られるが、ボルドーでは珍しい。

カロン=セギュールの歴史はローマ時代に溯(さかのぼ)る。この頃、サン=テステフのコミューンは「デ・カロネス」として知られていた。ワインを生産するシャトーとしての名声は、18世紀、セギュール侯爵のものとされている有名な言葉によっていよいよ増したことは間違いない。彼は「われラフィットやラトゥールをつくりしが、わが心カロンにあり」と言って友人を驚かせたのである。カロンに対する彼の思い入れは、カロンのラベルにあるハートの中に今も生き続けている。

20世紀の大半、やるべきことはほとんどすべてやってきたおかげで、カロン=セギュールはしばしば一級シャトーに匹敵するほどのワインを生産するまでになった。1926年、1928年、1929年には格別の成果をあげたし、陰鬱(いんうつ)な1930年代にあっても、1934年のものは上質だった。1945年、1947年、1948年、1949年、1953年には驚嘆すべき成功をなしとげている。1940年代後半から1950年代初めにかけてのボルドーで、これに匹敵する成果をあげたシャトーはないに等しい。

1953年の後は、1982年まで、本当に深みのあるワインがつくられたことはなかった。その間も悪くはなかったのだが、1960年代、1970年代は最高の年のものでさえ、かすかに酸化しており、果実味がくたびれていた。時には、カビ臭さがあったり古い木の味わいが強すぎたり、収斂(しゆうれん)味の強いタンニンが多すぎたりするものもあった。ボルドーの内情に精通した者の間では、セラー内でのワインの育て方、いわゆる育成(エルヴァージュ)が原因ではないかと考えられていた。また、瓶詰めが遅すぎたとか、澱(おり)引きや古い樽の清掃が、投げやりとは言わないまでも、丁寧でないことが多かったのだろうとも考えられていた。

1982年以降、カロン=セギュールは自分のスタイルを取り戻し、1988年、1989年、1990年、1995年、1996年には上質のワインをつくり出した。この歴史ある偉大なシャトーは1970年代にその方向性を見失ったかに見えたが、今では力強く立ち直り、そのワインは、スタイルこそ大きく異なるが、コス・デストゥルネルやモンローズに迫るほどのものになっている。ガスクトン夫人なら(存命中であれば、彼女の夫君も)こう言うだろう。サン=テステフのすべてのシャトーのうち、カロン=セギュールが最も忠実に、伝統的なスタイルの、成長し花開くまで時間のかかる、長命なワインをつくり続けていると。この点では異論はない。伝統を重んじる人々には、この美しい、歴史的に重要な、有名な1855年の格付けでは(地理的な意味合いで)最後に名のあがる格付けシャトーの近年の労作を、検討してみるようおすすめする

【ワインタイプ】

赤ワイン


【ワイン容量】
750ml

【ワイン品種】
カベルネ・ソーヴィニヨン
[PR]
by dmxakira | 2006-02-11 14:20 | ボルドー

シャトー・マルゴー

f0055030_23124832.jpg【ワイン生産者】

シャトー・マルゴー


【ワイン銘柄】

マルゴー


【ワイン生産国、地域】

フランス-ボルドー


シャトー・マルゴー

ボルドー・メドック地区のワインをフランスワインの女王と呼ぶとするならシャトー マルゴーは女王たちの中でも、最も芳醇で最も優美なワインだと言えます。 長い瓶熟を経て花開くシャトー マルゴーの華麗さと、たおやかさ、そしてデリカシーはまさに比類のないもので、1855年の公式格付けでグラン クリュ第1級に選定されたのも当然すぎるほどのことだったと言っていいでしょう。

シャトー・マルゴーは、アぺラシオンと同じ名前を持つというボルドーにおけるユニークな特権を持っています。

もともとこのシャトーはイングランドの王エドワード3世の邸宅であったが、シャトーの設立者は恐らくピエール・ドゥ・レストナックであったと思われます。

彼はその頃LamotheMargauxとして知られていた土地の小区画を1570年代に集め始めまあした。しかしながら今日我々の知るシャトーの起源は、 1802年に原型のシャトーを取り壊しシャトー・マルゴーを建てたラ・コロニラの侯爵の貢献にあると言えましょう。

1977年、このシャトーは長い歴史の中でも特に優秀な所有者の手にわたりました。当時、シャトー マルゴーはオーナーのジネステ家が熱意を失ったため名声に翳りを兆しつつありましたが、この新しい所有者メンゼロプロス家はメドック始まって以来の莫大な資財を投入し、畑から醸造・貯蔵設備、そしてシャトーに至までの徹底的な改造を行いました。

しかもその改造は、基本的にメドックの伝統に帰る方向に進められ、科学はあくまでも伝統の長所を伸ばす方向でのみ導入されました。例えば畑での作業は手仕事の部分が一層増え、肥料は農場内で飼われている牛のたい肥を使用。醸造槽は主として木桶を用い、貯蔵には100%新樽を使用するなど、伝統的なワインづくりが理想としていたものをすべて実現したのです。

この結果、1978年以降のシャトー マルゴーは再び一気にメドックワインのトップに返り咲きました。

ここでは葡萄の木はいまだにボルドーの細い柳の小枝でくくりつけられています。樽は所属のクーパー(樽職人)によって作られる。これらは、ファミリーによって維持されてきた多くの伝統的のうちのほんの一部です。

これらの記念碑的ワインを造るのに、費用が惜しまれたことはありません。

【ワインタイプ】

赤ワイン


【ワイン容量】
750ml

【ワイン品種】
カベルネ・ソーヴィニヨン
[PR]
by dmxakira | 2006-02-06 23:12 | ボルドー

シャトー・テルトル・ロートブッフ

f0055030_16211149.jpg
【ワイン生産者】

テルトル・ロートブッフ


【ワイン銘柄】

サンテミリオン


【ワイン生産国、地域】

フランス-ボルドー



テルトル=ロートブッフは、現在世界中の注目を集めているワインのひとつ。これはむろん正当なことであるが、人はこのシャトーが何ひとつ変わらないことを望んでもいるのである。

ミジャヴィル氏は一途な決意のもとにこのシャトーを運営しており、妥協というものを知らない。彼が心に抱いているのは、すばらしい地の利に恵まれたこのシャトーから、ポムロルのラフルール、ペトリュス、セルタン・ドゥ・メイのようなエキス分と強さを持つワインをつくることである。

そのため、ミジャヴィルは、収穫時期を最も遅くし、収量を低く抑え、1985年以降、ワインの力を生かすために新樽の比率を100%に引き上げた。最近のヴィンテージには、まぎれもなく、眩惑的なほどの果実味と派手な華やかさがあり、ヨーロッパのワイン評論界からおびただしい数の激賞の評が寄せられている。

ボルドーの右岸地区(ポムロルとサン=テミリオン)ではむらのあったヴィンテージだが、ル・テルトル=ロートブッフは贅沢なまでに豊かな果実味とシュル・マテュリテのすべての要素(ジャムのようなプラム、コーヒー、チョコレート、低い酸度)を備えたワインをつくり出した。肥えた、肉付きのよい、濃密な味わいが、とろりとした舌触りとなって口の中を覆う。

甘美で、豊かで、絹のような舌触りのこのワインは、果実味と個性ではちきれんばかりだ。樽で熟成させればもっと構造と輪郭がはっきりすると思ったのだが、むしろいっそう退廃的で享楽的になっている。

【ワインタイプ】

赤ワイン


【ワイン容量】
750ml

【ワイン品種】
メルロー
[PR]
by dmxakira | 2006-02-01 16:21 | ボルドー